2024/06/23

推し活体験記

今年の4月某日のことですが、同い年の旧友から久しぶりにSNSでメッセージが送られてきました:

<友人>「突然ですが、4/20(土)17:30から、渋谷にピアノコンサートを聴きに行きませんか?実は君のスケジュールも確認せず、チケットを勝手に2枚取っております笑。抽選なので当たるかどうか分からなかったのですが、2日前に確定しました。
さる無名の女性ピアニストなのですが、人によってはホロヴィッツやフルトヴェングラーの再来とまで評価していて、それが適当かどうか私は分かりませんが、女性とは思えない骨太かつ繊細な演奏であることは間違いないと思っています。先日、自主制作で初CDがリリースされましたが、Amazonではまだ買えないようです。
当日の演目は【バッハ】ゴールドベルク変奏曲、【ベートーヴェン】悲愴、月光、熱情です。演奏後に懇親会があるそうで(参加費5千円)こちらも勝手ながら申し込んであります。
土曜日ですしご予定もおありでしょうから、お忙しいようであれば、お気軽に断って下さい。こんな押し付け的なお誘いでごめんなさい。」

<私>「行きます行きます絶対に行きます!なんと言っても曲目が素晴らしい!!実はゴールドベルクを生演奏で聴くのは初めてです!!当然懇親会も行かねばなりませんな  ← すでにパトロン気分(笑)」

<友人>「わははは!釣れた!笑 まだ2週間あるからぜひCD聴いてみてください。リストは腰抜そうになるし、ブラームスの輝きはホンモノだと思います」

・・・というやりとりを経て、この2週間後に渋谷の「松濤サロン」というスペースにピアノコンサートを聴きにいってきました。 当日そこで知ったのが:
(1)某文芸批評家の強力なサポートによってピアニストの後援会組織が発足し、CD制作やコンサート活動が行なわれている
(2)活動資金はクラウドファンディングによって調達されている
(3)後援会はカーネギーホールでのリサイタルデビューを究極の目標としている
という話であり、冗談で「パトロン気分」と言ってみたら、(正確なことは分かりませんが)私の年齢は観客の平均以下だったようで、要するに「推し活」なるものに初めて参加することになった次第です。

コンサートは、スタインウェイのフルコンを目の前の最前列で聴くという幸運にも恵まれ、素晴らしい体験となりました。さらに、コンサート後の懇親会にて(年長の後援会員の方々の行列の後ろに長時間並んだ後に)ピアニストご本人と立ち話をする機会も得られ、楽しい時間を過ごすことができました。

後日、コンサートの様子の一部がYouTubeにアップされていることを友人から教えてもらいました。上掲の写真がその時の様子ですが、良く見ると左下隅に一緒に行った友人が拍手してる手と私の髪の毛が写っています(笑)私の推し活・初参加の証となりました。