
以前からその存在は知っていましたが、オーディオ好きな知人から「本当に凄い!」と改めて教えられたので、昨年末、遂に入手してしまいました。何の話かというとTHE BEATLESの全曲が24Bit/44.1kHzでデジタルリマスターされて一つのUSBメモリーに納められた音楽ファイルのことです(写真参照)。通常のCDに収められている楽曲データの量子化ビット数/サンプリング周波数は16Bit/44.1kHzですから、専門的・技術的な話は分かりませんが、CDより高音質の音楽ファイルが普通に流通する時代になったわけです。
ただ問題が一つあって、このUSBに収められた楽曲データのファイル形式は、自宅PCのiTunesで読み込めない規格(FLACファイル)でした。この点でiTunesは非常に遅れているというか、ビジネス上の囲い込み戦略の一つなのかも知れませんが(笑)、それはさておき件の知人からフリーウェアのデータ変換ソフトがダウンロードできることを教えてもらい、ようやく自宅のPCオーディオで再生可能な環境が整いました。
個人的には決して熱心なビートルズマニアというわけではなく、中学生の時に初めてエレキギターを手に入れて(今では誰にも信じてもらえませんが)同級生たちとロックバンドを組んで最初に練習したのが「Get Back」や「She Loves You」といった曲であったとはいえ、かれこれ20年以上も彼らの演奏を真剣に聴く機会はなかったような気がします。
ところが!この正月の三日間は、ヒマさえあればビートルズナンバーを聴いて過ごす日々を送ってしまいました(笑)。音質の良さに驚愕しただけでなく、演奏自体も以前とはまるで違って聴こえ、たとえば、記憶の中ではギターとヴォーカルのハーモニーばかりが印象に残っていた曲のベースとドラムの演奏(とその音)の素晴らしさに初めて気付いたり、といった体験の連続でした。とりわけ、彼らがレコーディングに専念する以前の、ステージでライブを行っていた頃の初期のナンバーには胸が熱くなるというか、自分でも久しく忘れていたロックバンド少年の頃の感覚がフラッシュバックしてしまいました(笑)。
そうなってくると今度は、ビートルズ以外のハイレゾ音源を聴いてみたくなるのが人情というもので、正月明けから、ネット上をあちこち探して、Glenn Gouldの「Goldberg Variations」やJohn Coltraneの「Ballads」などのベタなチョイスですが(笑)、 ファイルをダウンロードしてみたり、iTunes以外のフリーウェアの音楽ファイル再生ソフトを入手したり、果ては最近本格派オーディオファンに浸透しつつある「PCオーディオ/ネットワークオーディオ」の専門雑誌をamazonで注文したりと、年明け早々趣味全開の日々が今も続いている次第です。
…という訳で、今年はワークライフバランスに注意しつつ(苦笑)日々の診療にも一生懸命取り組む所存ですので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
(追伸)上記のハイレゾ音源ファイルですが、再生にあたっては一定以上の性能を有するDAコンバーターが必要なため、iPodなどに入れてヘッドフォンで聴くのは厳しいようです。ご注意下さい。